おもちゃ病院の診察風景・プラレール特集!
某ドクターの個人趣味でもある「プラレール」を勝手に分解・公開するコーナーです。
2010/06/30 ドクター個人の自由研究その1.
おもちゃ病院で悪戦苦闘したこのギミックを解明すべく、自宅にたまたまあったものを今後のために分解、機構を説明しておきます。
プラレーラー諸氏も、故障対応時の修理資料として参考にしてください。
このように、連結器とカバーにはラックがついていて、一部歯車がない箇所で引っ掛かりが生じないよう上手く制御しています。
単純なようで、意外にも複雑な知恵が働いているんですね。
「プラレール」あなどるなかれ!!
その2. 動力部分(ギアボックス)をバラす。
多くのおもちゃドクターが体験しているので説明不要かもしれませんが、備忘録として作成しておきます。
この連動ギア部分にゴミやホコリがつくと動きが悪くなってしまいますので、そこを掃除すると治る場合も多いです。
ひどい場合は砂場で遊んでギアボックスに砂が入り動かなくなるものもありました。
きれいな場所で遊ばないと、おもちゃも過労死しちゃいますよ!?参考までに下部画像をご覧ください。
動力部の外れたシャーシ側の画像 …砂が噛んでギアが動かなくなっていた様子。 たぶん砂場で遊んでいたものであろう。 |
開けてみればやはり砂埃が堆積していた。 全てバラして清掃が必要という、手間の掛かる 患者でした。幸いモーターは動くので復旧可能。 |
異物が詰まると壊れる、これおもちゃの基本。 清掃するだけでも違うものです。砂粒をハケで 取り除いて組立てた。 |
プラレールでモーターが壊れることは稀、ギアの不具合が多くを占め、電極の接触不良がある程度あります。
その3.連結器の破損・動輪ゴム劣化
プラレールの不具合で最も多いのが連結器の破損変形。製造元・タカラトミーも問題を熟知しており、パーツを市販してます。
いずれもドライバーがあれば素人でも難なく交換できますので、該当する方はDIY精神で替えてみてください。
万一うまくいかなければ本会へお越しくださいませ。
動輪ゴムは古くなると固まってスリップしたり、ひどいものは切れています。これも比較的簡単なので家庭で出来る可能性があります(笑)
おもちゃ病院での部品代は50円です、数が少ない場合は本会利用がお得。逆に数が多い場合は購入した部品を持参下さい(爆)
※そのためには症状の的確な伝達と部品の調達が鍵です。処置自体にはあまり時間が掛かりませんので協力をお願いします。
その4.電線の切断など
きかんしゃトーマスシリーズの機関車は、おもちゃ病院に持ち込まれるプラレールの多数を占めています。
特に炭水車のついた車両ほど、手荒に扱うと壊れます。壊れる箇所も機関車〜炭水車間の連結器や電線がダントツ。
※子供が機関車を振り回すのは、子供にストレスが溜まっている証拠!親も今までの育て方を反省しないと、このトラブルは再発します(爆)
電線の張替えは修理費用も発生します(電線代は50円)。連結器は部品交換が基本(連結器代50円〜100円)。
まずは壊れないよう、子供が機関車を振り回すことのないようにして下さい。もちろん危険な行為で被害も甚大です!(爆)